【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【34】

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勉強 楽しく英語を勉強する方法を探していますか?

この記事では、村上春樹小説『海辺のカフカ』とその英訳版『Kafka on the shore』の読みくらべをしながら、英語表現を学びます。

村上春樹作品を読んだことのある方も、そうでない方も、文学を楽しみながら一緒に英語を学んでいきましょう

【村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む】第34回目の今日は、前回の続き、第一章の続きから。

前回の第33回目はこちら⬇︎
bridge free【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【33】

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【たのしく英語勉強】村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む【34】

A heavy, damp stillness lies over the house.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p11)

家の中には重く湿った沈黙が漂っている。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p23)

(発音:ア ヘヴィー ダンプ スティルネス ライズ オーヴァー ザ ハウス)

(直訳:重く、湿った沈黙が家中に広がっている)

★ heavy:重い、激しい

★ damp:湿気のある、じめじめした

★ stilness:静けさ、沈黙

★ lie:ある、広がっている

★ over:一面に、越えて

★ house:家

 

The whispers of people who don’t exist, the breath of the dead.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p11)

それは存在しない人々のささやきであり、生きていない人々の息吹だ。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p23)

(発音:ザ ウィスパーズ オブ ピーポー フー ドント エグズィスト ザ ブレス オブ ザ デッド)

(直訳:存在しない人々のささやき、生きていない人の息)

★ whisper:ささやき、小声、うわさ

★ of:…の

★ people:人々

★ who:だれ、…する人

★ don’t:…しない

★ exist:存在する、生きている

★ breath:息、呼吸

★ dead:生きてない人

 

I look around, standing stock-still, and take a deep breath.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p11)

僕はあたりを見まわし、立ちどまり、深呼吸をする。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p23)

(発音:アイ ルック アラウンド スタンディング ストック スティル アンド テイク ア ディープ ブレス)

(僕はあたりを見まわし、じっとして立ち、深呼吸をする)

★ look around:見てまわる、周囲を見まわす

★ stand:立つ

★ stock still:動かないで、じっとして

★ take a deep breath:深呼吸する

 

The clock shows three p.m., the two hands cold and distant.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p11)

時計の針は午後の3時をまわっている。その二本の針はひどくよそよそしく見える。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p23)

(発音:ザ クロック ショーズ スリー ピーエム ザ トゥー ハンズ コールド アンド ディスタント)

(直訳:時計は午後3時を示す、よそよそしいその2つの針)

★ clock:時計

★ show:見せる、示す

★ three:3

★ p.m.:午後

★ two:2

★ hand:手、時計の針

★ cold and distant:よそよそしい

 

They’re pretending to be noncommittal, but I know they’re not on my side.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p11)

それは中立的なふりをしていながら、僕の側には立っていない。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p23)

(発音:ゼア プリテンディング トゥ ビー ノンコミタル バット アイ ノウ ゼア ノット オン マイ サイド)

(直訳:それらはどっちつかずのふりをしているが、僕の側ではないとわかる)

★ they’re:they are、彼らは、それらは

★ pretend:ふりをする、真似をする

★ be:…である

★ noncommittal:どっちつかずの、あいまいで

★ but:しかし

★ know:知っている、わかる

★ not:…ない

★ on one’s side:(人)に味方して、(人)の側で

 

It’s nearly time for me to say good-bye.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p11)

そろそろこの場所をあとにする時間だ。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p23)

(発音:イッツ ニアリー タイム フォー ミー トゥ セイ グッバイ)

(直訳:そろそろさよならを言う時間だ)

★ it’s time to:…する時間だ

★ nearly:ほとんど、もう少しで、だいたい

★ for:…にとって

★ me:わたし

★ say:言う

★ good-bye:さよなら

 

I pick up my backpack and slip it over my shoulders.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p11)

僕は小型のリュックを手にとり、肩にかける。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p23)

(発音:アイ ピック アップ マイ バックパック アンド スリップ イット オーヴァー マイ ショルダーズ)

(直訳:僕はリュックを拾い上げ、肩越しに身につけた)

★ pick up:拾い上げる、車で迎えにいく

★ backpack:リュック

★ slip:すべる、着る、脱げる

★ shoulder:肩

 

I’ve carried it any number of times, but now it feels so much heavier.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p11)

何度もためしに肩にかけたものなのに、それはいつもよりずっと重く感じられる。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p23)

(発音:アイヴ キャリード イット エニー ナンバー オブ タイムズ バット ナウ イット フィールズ マッチ へヴィヤー)

(直訳:何度もそれを持ったことがあるのに、今はずっと重い感じがする)

★ I’ve :I have の短縮

★ carry:運ぶ、持っていく、伝える

★ any number of times:何回でも、何度も

★ now:今

★ feel:感じがする

★so much:ずっと、とても

★ heavier:より重い

以上、【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【34】はここまで。

博士 マーカーは覚えておくと使える英語表現です。

今回でてきた pick up は日常会話でもよく使うフレーズです。

・Can you help me pick this up? (これ持ち上げるの手伝って。)

・I’ll pick up the phone. (僕が電話とります)

・Can you pick me up? (私を迎えに来てくれる?)

すこしずつわかる英語表現が増えると、本を読むのも楽しくなりますね ♪

お話は次回の【村上春樹英語版を読む35】に続きます。⬇︎

今日学習したパートはこちら⬇︎

訳なしで読んでみましょう。

A heavy, damp stillness lies over the house. The whispers of people who don’t exist, the breath of the dead. I look around, standing stock-still, and take a deep breath. The clock shows three p.m., the two hands cold and distant. They’re pretending to be noncommittal, but I know they’re not on my side. It’s nearly time for me to say good-bye. I pick up my backpack and slip it over my shoulders. I’ve carried it any number of times, but now it feels so much heavier.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p11)

分からなかった部分は、上に戻ってチェックしてみて下さいね♪

【村上春樹英語版を読む35】に続きます。
bridge free【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【35】

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博士 村上春樹の『海辺のカフカ』は世界中で読まれている小説です。

英語に翻訳された『Kafka on the Shore』ニューヨークタイムズ紙で年間のベストブック10冊に選ばれるなど、高い評価を受けています。

海辺のカフカ【英語版】

Kafka on the Shore (Vintage Magic)

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海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

1Q84【英語版】

1Q84: Books 1 and 2

 

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