[独学]ニートがフランス語をゼロから始めてみた【学習9日目:être】

Louvre

ニートのフランス語独学9日目の今日は、「 être 」について学びます。

「 être 」は「〜である・いる」という意味のことばです。

フランス語の文を理解するで一番基礎となる動詞なので、しっかりおさえておきましょう。

【独学】フランス語学習9日目:「 être 」

「ÊTRE (えーとる)」とは?

日本語で「〜である・いる」という意味のことばです。

英語では、Be動詞 (am, are, is,…) にあたります。

主語と後ろのことばを=(イコール)でむすぶ働きをします。

「私は日本人である。」

「彼は疲れている。」

「彼女はフランスにいる。」

なんて言いたい時に使うことばです。

1.「 être 」の使い方

「 être 」の厄介なところは、主語に合わせて、その形が変わるところです。

(êtreに限らずフランス語の動詞はどれもこの厄介な性質を持っているのですが。)

「私は日本人である。」と「彼は日本人である。」の文章を比べると、

日本語では「主語(私と彼)」が違っても「である」の部分は同じです。

しかし、フランス語では、「主語」が違えば「である(être)」の部分を変えなければいけません。

これを動詞の活用とよびます。

英語の「 I (私)」 に対しては「am (である)」が使われ、

「 he (彼)」に対しては「is (である)」が使われるのと一緒ですね。

ただ、フランス語の場合はその使い分けがもっと細かい。

順を追ってみていきましょう。⬇︎

2.主語になる代名詞

être 」の活用をおぼえる前に、主語となる代名詞をフランス語で覚えましょう。

★ 主語となる代名詞とは、「私」「あなた」「彼」「それ」のような言葉のことです。

文を作るときの基礎になりますので、暗記が必要です。

[ ]内の日本語は発音の参考にして下さいね。

je  [じゅ]   わたしは

tu   [てゅ]   君は

il   [いる]   彼は / それは(男性名詞単数を指して)

elle  [える]   彼女は / それは(女性名詞単数を指して)

on  [おん]   わたしたちは / (一般的に)人は / ある人は

nous  [ぬぅ]   わたしたちは

vous  [ゔぅ]   あなたは /あなたたちは / 君たちは

ils   [いる]   彼らは / それらは(男性名詞複数を指して)

elles   [える] 彼女らは / それらは(女性名詞複数を指して)

ネイティブスピーカーさんの発音はこちら⬇︎

注意すべき点にも目を通しておきましょう。⬇︎

注意すべき点

jeはつづく語が母音の場合、j’ の形になります。

 

jeは英語のI(私)とは違い、文頭以外では小文字のままです。

 

tuは相手がひとり(単数)で、相手が小さな子供の場合か、自分と親しい間柄にある場合にのみ使われます。それ以外の場合の「あなた」はtuではなくvousを使います。

 

il /elle /ils /elles は人だけでなく、ものを指す場合にも使います。その「もの」の性質(名詞の性、単数か複数か)によって、il /elle /ils /elles を使い分けます。

 

il ils はつづりは違いますが、発音は同じです。elle/ellesも同様です。

 

ellesを使うのは、「それら」のひとつひとつが全て女性名詞の場合だけです。「それら」の中にひとつでも男性名詞のものが含まれていれば、ellesではなくilsを使います。

 

onは「わたしたちは」のnousよりもくだけた言い方です。「一般的に人は〜」と言いたい時にも使われます。また、主語が特定できない時に、「誰かが〜」と言うふうにも使えます。

 

onは、文法上単数として扱われます。

3.「 être 」の活用

★主語によって変わる「 être (〜である)」の形をそれぞれみていきましょう。

[ ]内の日本語は主語と合わせた発音です。参考にして下さい。

je suis   [じゅすゅい]

tu es   [てゅえ]

il / elle/ on est   [いるぇ/ えるぇ/ おんね]

nous sommes   [ぬぅそむ]

vous êtes   [ゔぅぜっと]

ils /elles sont   [いるそん/ えるそん]

ネイティブスピーカーの発音を聞いてみましょう。⬇︎

例文を見てみましょう。

例文
  • Je suis japonais.  [じゅすゅい じゃぽね]  (私は日本人です。)※私が男性の場合
  • Je suis japonaise.  [じゅすゅい じゃぽねーず]  (私は日本人です。)※私が女性の場合
  • Il est fatigué. [いるぇ ふぁてぃげ]  (彼は疲れている。)
  • Il est sur la table. [いるぇすぅーらたーぶる]  (それは机の上にある。)
    ※「それ」を指すものが男性名詞単数の場合   ※sur:〜の上に
  • Nous sommes dans la maison. [ぬぅそむ どんらめぞん] (私たちは家の中にいる。)
    ※dans:〜の中に
  • Elles sont grandes. [えるそん ぐはんどぅ] (彼女たちは背が高い。)

主語が代名詞でなくなっても、「 être 」はこの法則で活用します。⬇︎

例文を見てみましょう。

例文
    • Le garçon est fatigué. [るぎゃふそん え ふぁてぃげ] (その少年は疲れている。)
      「その少年は(le garçson)」は「彼は(il)」に置き換えられるので「彼は(il)」の時と同じくestを使います。
    • Le stylo est sur la table. [るすてぃろ え すぅーらたーぶる] (ペンは机の上にある。)
      「ペンは(le stylo 男性名詞単数)」は「それは(il)」に置き換えられるのでestを使います。
    • Mon frére et moi sommes dans la maison.[ もんふへー え もあ そんむ どんらめぞん] (兄と私は家の中にいる。)
      「兄と私は」は「私たちは」と置き換えられるので、nousと同じのようにsommesを使います。
    • Les filles sont grandes. [れふぃーゆ そん ぐはんどぅ] (その少女たちは背が高い。)
      「その少女たちは」には「彼女たちは」と同様、sontを使います。

 

以上、ニートがフランス語をゼロから始めてみた【独学9日目:être】でした!

本日はここまでです。

活用の形は慣れるまでは難しいですが、大切なのでしっかり暗記しちゃいましょう。

おつかれさまでした。

名詞の性や冠詞(le,les,…)がまだ理解できていない場合は前回までの学習を見直して下さいね。⬇︎
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次回は動詞 avoirを学びます⬇︎
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