★ ニートのフランス語学習7日目の今日は、名詞の性について学びます。
名詞の性….?
フランス語の名詞には性別があるんです!
はい、意味わかりませんね。
日本語には無い考え方なので、理解するのは簡単ではなさそうです…。
でも、名詞の性はフランス語を話す上で、避けては通れないポイントなので、一緒にがんばりましょう。
- 名詞の性とは
- 男性名詞と女性名詞の見分け方
- そもそもなんで名詞の性を覚えなきゃいけないの?
今日は以上の3点を学びます。
【独学】フランス語学習7日目:名詞の性
★ フランス語の名詞は、男性名詞か女性名詞かに分類されます。
名詞が何かはわかりますよね?(著者は高校生の時わかりませんでした!)
名詞とは、人・もの・場所など具体的な対象を表すことばです。
….なんだか余計にわからなくなりました?
安心して下さい。
こういう複雑な事は、理解しようとして頭を抱えるよりも、わからないまま進んじゃった方が後々うまく行くものです。
それでは行きましょう ♪
1.名詞の性とは? 男性名詞と女性名詞
例えば、フランス語の「父 ( père) 」は男性名詞に分類されます。
そして、「母 (mère) 」は女性名詞です。
これは、なんとなく理解できますね。
大抵の場合、お父さんは男でお母さんは女ですから。
では、こちらはどうでしょう。
「パン (pain) 」は男性名詞で、「サラダ (salade) 」は女性名詞です。
なるほど、確かにフランスパンなんて力強くて男らしいし、女性はみんなサラダ好きですもんね!
ってそういう話では無いんです。
ただ単純に、パンは男性名詞に、サラダは女性名詞に振り分けられたってだけのお話。
サラダが女性名詞だからといって、フランス人男性が女性を扱うようにサラダに接するわけでもありません。
★ 名詞の性は、あくまで文法上だけの分類なんです。
2.男性名詞と女性名詞の見分け方
じゃあどうやったら、その名詞が男性か女性かわかるの?
残念ながら、この分類に完全な法則性は無いんです。
つまり、単語ごとに、その単語がどっちの性であるかを暗記するしか無いということ。
気が遠くなるけど本当のお話です。(涙)
でも、法則とは言えないまでも、だいたいの見分け方はあります。
生物学上の性で見分ける
生物学上の性は、文法上の性と一致する場合が多いです。
「父 (père) 」は男性名詞で、「母 (mère) 」は女性名詞である、という具合ですね。
同様に、「少年 (garçon) 」は男性名詞で、「少女 (fille) 」は女性名詞です。
これはわかりやすいですね。
単語の語尾で見分ける
単語の語尾を見れば、その名詞が男性名詞か女性名詞か見分けられる場合があります。
単語が、ーe で終わっていれば女性名詞、ーe 以外で終わっていれば男性名詞というのが簡単な見分け方ですが、かなり多くの例外があるため、これだけ覚えていても役に立たないかも知れません。
例外の一部をご紹介します。
eで終わるのに男性名詞
ーsme
不景気 (marasme), 幻想 (fantasme), 無神論 (athéisme),….など
ーphone
電話 (téléphone), アイフォン (i-phone),….など
ーscope
望遠鏡 (télescope), 顕微鏡 (microscope), 星占い (horoscope),…など
これ以外にも沢山の例外があります
結婚 (mariage), チーズ (fromage), 本 (livre), 木 (arbre),….など
eで終わらないのに女性名詞
ーtion
行動 (action), 質問 (question), 行き先 (destination),….など
ーsion
情熱 (passion), 混乱 (confusion), テレビ (télévision),….など
ーté
社会 (societé), 真実 (vérité), 全体 (totalité),….など
これ以外にも沢山の例外があります
花 (fluer), 色 (couleur), 恐怖 (horreur), 声 (voix), 信念 (foi),…. など
これ本当に全部覚えなきゃダメですか?
そんなに神経質にならなくても大丈夫です!
フランス語を読んだり聞いたりする分には、文章の意味がわかればいいんです。
それに、フランス語の名詞の前に付いている冠詞を見れば、その名詞が女性名詞か男性名詞かを知ることができます。
英語の a や the のように、名詞の前につく語のことです。
日本語にはありません。
フランス語には複数の冠詞があり、その使い分けから、後に続く名詞の性質を知ることができます。
冠詞に関しては、次回の学習で詳しくやりましょう。
それなら、なんで名詞の性なんて覚えなきゃいけないのでしょう?
3.名詞の性を覚えなきゃいけない理由
名詞の性がわからないと、文章を正しく作ることが出来ないんです。
フランス語はとっても厄介で、名詞の性に合わせて、その名詞に付くことばの形も変わります。
名詞の性が、文全体に影響を与えるということです。
よくわかりませんね。
例を見てみましょう。
- mon père (私の父)
- ma mère (私の母)
両方「私の」という意味なのに、男性名詞である「父」に対しては mon が使われ、女性名詞である「毋」に対しては ma が使われます。
- Le livre vert est intéressant.(この緑の本は興味深い。)
- La fleur verte est intéressante.(この緑の花は興味深い。)
日本語訳では、本(livre)と花(fleur)が入れ替わっただけの文ですね。
しかしフランス語では、「この(le/la)」「緑(vert/verte)」「興味深い(intéressant/intéressante)」が、2つの文で、別の形になっています。
「本」が男性名詞であるので、それに付く語も男性形になり、「花」が女性名詞なので、それに付く語も女性形になる、というわけです。
なんとなくわかりましたか?
以上、ニートがフランス語をゼロから始めてみた【独学7日目:名詞の性】でした!
難しいですが、心配しなくても大丈夫。
フランス語のネイティブスピーカーさんからすると、フランス語勉強中の私たちが、名詞の性を間違えて文章を作っちゃうのはとっても可愛い事なんだそうです。
焦らずに気長に覚えていきましょうね。
次回の独学8日目はコチラ⬇︎ 今日もでてきた冠詞について
[独学]ニートがフランス語をゼロから始めてみた【学習8日目:冠詞】
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