★ニートの独学8日目の今日は、フランス語の冠詞を学びます。
「冠詞(かんし)って言われても知らんわ。」ってあなた(ちなみに私も)、ぜひ読んで下さいね。
一緒に学びましょう。
すでに理解している場合は飛ばしてもらってかまいません。
【独学】フランス語学習8日目:冠詞
冠詞(かんし)って何?
★ 冠詞とは、名詞の前についてくることばです。※
日本語にはない概念なので想像しにくいですね。
英語でいう「a」や「the」にあたり、
日本語に訳すとしたら「ひとつの〜」「その〜」という具合になるでしょう。
名詞とセットになって付いてきてしまうので、フランス語を学ぶ上で避けては通れません。
名詞がかぶる「冠(かんむり)」とイメージするといいでしょう。
フランス語の冠詞は、3種類あり(不定冠詞・定冠詞・部分冠詞) 、それぞれ用法が違います。
ひとつずつ見ていきましょう。
※言語によっては名詞の後に冠詞がつくこともありますが、フランス語においては名詞の前に冠詞がつきます。
1:不定冠詞 ( un, une, des)
★ 不定冠詞は、「もの」や「人」が初めて話題に上がるときに使われる冠詞です。
会話の中でまだ特定されていない名詞が使われる時、その前に付きます。
英語では「a 」にあたり、※
日本語に訳すとしたら、「あるひとつの〜」「あるいくつかの〜」となるでしょう。
くっつく名詞が、男性名詞単数の場合は「un 」、女性名詞単数の場合は「une 」、複数形の場合は「des 」と、使い分けが必要です。
※英語の場合、複数形の名詞には不定冠詞をつけませんが、フランス語では複数形の名詞にも不定冠詞をつけます。
男性名詞単数 un [あん]
女性名詞単数 une [うぬ]
男性/女性 名詞複数 des [でぇ]
・un garçon [あん ぎゃふそん] (あるひとりの少年)
garçon (少年)は男性名詞単数なので、前に un がつきます。
・une fille [うぬ ふぃーゆ] (あるひとりの少女)
fille (少女)は女性名詞単数なので、前に une がつきます。
・des garçons [でぇ ぎゃふそん] (ある何人かの少年たち)
garçonの語末にsをつけ、garçonsにすると複数形になります。
語末のsは発音しないため、単数の時と発音は同じです。
garçons (少年たち)は、男性名詞複数なので、前に des がつきます。
・des filles [でぇ ふぃーゆ] (ある何人かの少女たち)
filles (少女たち)は、女性名詞複数なので、前に des がつきます。
男性名詞と女性名詞って何?って方はこちら⬇︎
[独学]ニートがフランス語をゼロから始めてみた【学習7日目:名詞の性】
2:定冠詞 ( le, la, l’, les)
★定冠詞は、すでに話題に上がった「もの」や「人」について話すときに使われます。
すでに特定された名詞の前につく冠詞です。
英語の「the」にあたり、
日本語に訳すとしたら「その〜」となるでしょう。
また「〜というもの」のように、あるものの全体を一般的に表す場合にも使われます。
くっつく名詞が男性名詞単数の場合は「le」、女性名詞単数の場合は「la」、複数形の場合は「les 」となります。
※名詞が母音(日本語でいう、あいうえお)から始まる場合、「le」と「la」は「l’」の形になります。
男性名詞単数 le (l’) [る]
女性名詞単数 la (l’) [ら]
男性/女性名詞 複数 les [れ]
・le garçon [る ぎゃふそん] (その少年)
garçon (少年)は男性名詞単数なので、前に le がつきます。
・la fille [ら ふぃーゆ] (その少女)
fille(少女)は女性名詞単数なので、前に la がつきます。
・les garçons [れ ぎゃふそん] (その少年たち)
garçons(少年たち)は男性名詞複数なので、前に les がつきます。
・les filles [れ ふぃーゆ] (その少女たち)
filles(少女たち)は女性名詞複数なので、前に les がつきます。
・la musique [ら みゅずぃっく] (音楽)
音楽のように、あるものの全体を一般的にいう場合も、定冠詞が使われます。
musique(音楽)は女性名詞単数なので、前に la がつきます。
・les sports [れ すぽーふ] (スポーツ)=様々なスポーツ全般
sports(スポーツ)は男性名詞複数なので、前に les がつきます。
・l’amour [らむーふ] (恋愛)
amour [あむーふ] (恋愛)は男性名詞単数なので le をつけたいところですが、母音から始まる単語なので、l’ を付けます。
・l’école [れこーる] (学校)
école [えこーる] (学校)は女性名詞単数なので la をつけたいところですが、母音から始まる単語なので、 l’ を付けます。
3:部分冠詞 (du, de la, de l’ )
★部分冠詞は、あるものの一部を指す時に使われます。
数えられない名詞や、全体のうち幾らかの量を指す名詞の前に付きます。
日本語に無理に訳すとしたら、「いくらかの〜」となります。
くっつく名詞が、男性名詞の場合は「du 」、女性名詞の場合は、「de la 」になります。
※名詞が母音(日本語でいう、あいうえお)から始まる場合、「du」「de la」は両方「de l’」の形に変わります。
※部分冠詞には、単数と複数の概念はありません。
男性名詞 du (de l’) [でゅ]
女性名詞 de la (de l’) [どぅら]
・du lait [でゅれ] (牛乳)
lait (牛乳)は男性名詞なので、du がつきます。
・de la viande [どぅら ゔぃあんどぅ] (肉)
viande (肉)は女性名詞なので、de la がつきます。
・de l’argent [どぅ らふじぉん] (お金)
argent [あふじぉん] (お金)は男性名詞ですが、母音から始まるので、du ではなく de l’ を付けます。
・de l’eau [どぅろぉ] (水)
eau [お] (水)は女性名詞ですが、母音から始まるので、de la ではなく de l’ を付けます。
以上、ニートがフランス語をゼロから始めてみた【学習8日目:冠詞】でした!
不定冠詞、定冠詞、部分冠詞、それぞれの用法はなんとなくつかめましたか?
間違えても、わからなくてもいいんです!
これからフランス語に触れていくたびに、少しずつ慣れていきましょう。
今回もおつかれさまでした。
また次回お会いしましょう。⬇︎
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