【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【9】

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楽しく英語を勉強する方法を探していますか?

この記事では、村上春樹小説『海辺のカフカ』とその英訳版『Kafka on the shore』の読みくらべをしながら、英語表現を学びます。

村上春樹作品を読んだことのある方も、そうでない方も、文学を楽しみながら一緒に英語を学んでいきましょう

【村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む】第9回目の今日は、前回の続き「カラスと呼ばれる少年」から。

前回の第8回目はこちら⬇︎
sunset【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【8】

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【たのしく英語勉強】村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む【9】

“Sometimes fate is like a small sandstorm that keeps changing directions,” Crow says.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p5)

「ある場合には運命というのは、絶えまなく進行方向を変える局地的な砂嵐に似ている」とカラスと呼ばれる少年は僕に語りかける。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p9,10)

(発音:サンタイムス フェイト イズ ライク ア サンドストーム ザット キープス チェンジング ダイレクションズ / クロウ セイズ)

(直訳:「時に運命は方向を変え続ける小さな砂嵐のようである」とカラスは言う)

☞ sometimes: 時には、時々、たまに

☞ fate: 運命、宿命、成り行き、結末

☞ 〜 is…: 〜は…である。

☞ like 〜: 〜のような、〜に似た

☞ small: 小さい、狭い

☞ sandstorm: 砂嵐

☞…that 〜: 〜という…

☞ keep 〜ing: 〜し続ける

☞ change: 変化する、変わる、変える

☞ direction: 方向、傾向、指示

 

Sometimes fate is like a small sandstorm that keeps changing directions.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p5)

ある場合には運命っていうのは、絶えまなく進行方向を変える局地的な砂嵐に似ている。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p10)

(発音:サンタイムス フェイト イズ ライク ア サンドストーム ザット キープス チェンジング ダイレクションズ)

(直訳:時に運命は方向を変え続ける小さな砂嵐のようである。)

※同じ文の繰り返しのため、単語の意味は同上

 

You change direction but the sandstorm chases you.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p5)

君はそれを避けようと足どりを変える。そうすると、嵐も君にあわせるように足どりを変える。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p10)

(発音:ユー チェンジ ダイレクション バット ザ サンドストーム チェイスィーズ ユー)

(直訳:君は方向を変えるけれども砂嵐は君につきまとう。)

☞ you: 君(たち)、あなた(たち)、人は(だれでも)

☞ but: しかし、けれども、だが

☞ chase: 追う、つきまとう、追い求める

 

You turn again, but the storm adjusts.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p5)

君はもう一度足どりを変える。すると嵐もまた同じように足どりを変える。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p10)

(発音:ユー ターン アゲン バット ザ ストーム アジャスツ)

(直訳:君はもう一度向きを変える、けれども嵐も合わせる。)

☞ turn: 回転させる、ひねる、曲がる、向きを変える

☞ again: もう一度、また、再び

☞ storm: 嵐、暴風、騒動

☞ adjust: 調節する、合わせる、直す、順応する

 

Over and over you play this out, like some ominous dance with death just before dawn.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p5)

何度でも何度でも、まるで夜明け前に死神と踊る不吉なダンスみたいに、それが繰りかえされる。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p10)

(発音:オーヴァー アンド オーヴァー ユー プレイ ディス アウト ライク サム オムナス ダンス ウィズ デス ジャスト ビフォア ドォン)

(直訳:夜明け前の死神との不吉なダンスのように、何度も何度もこれを最後まで続ける。)

☞ over: 〜を越えて、〜の隅々まで、〜の上をおおって

☞ over and over: 何度も何度も、たびたび、繰り返し

☞ play: 遊ぶ、戯れる

☞ play out: 演じる、最後まで続ける、疲れ果てさせる

☞ this: これ、この

☞ some: いくらかの、あるどこかの

☞ ominous: 不吉な、縁起の悪い、険悪な

☞ dance: 踊り、ダンス

☞ with: 〜と一緒に、〜をあわせて、〜を含んで

☞ death: 死、死神、破滅

☞ just before: 直前、ちょっと前

☞ dawn: 夜明け、始まり

 

Why? Because this storm isn’t something that blew in from far away, something that has nothing to do with you.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p5)

なぜかといえば、その嵐はどこか遠くからやってきた無関係ななにかじゃないからだ。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p10)

(発音:ワイ? ビコーズ ディス ストーム イズントゥ サムシン ザット ブルゥ イン フロム ファー アウェイ, サムシン ザットハズ ナッシン トゥ ドゥ ウィズ ユー)

(直訳:なぜだろう?なぜならこの嵐は遠くからひょっこりやってきたなにか、君と全く関係のないなにか、ではないからだ。)

☞ why: なぜ、なんのために

☞ because: なぜなら、〜だからである

☞ 〜isn’t…: is not、〜は…でない

☞ something: なにか、あるもの

☞ blew: blowの過去形

☞ blow: 吹く、吹き飛ぶ

☞ blow in: ひょっこりやってくる

☞ from: 〜から

☞ far away: 遠くの

☞has: haveの三人称単数形

☞ have nothing to do with〜: 〜と全く関係がない

 

This storm is you. Something inside of you.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p5)

そいつはつまり、君自身のことなんだ。君の中にあるなにかなんだ。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p10)

(発音:ディス ストーム イズ ユー. サムシン インサイド オブ ユー)

(直訳:この嵐は君だ。君の内側にあるなにかだ。)

☞ inside: 内側、内部、本性

☞ of: 〜に属する、〜の

 

以上、【たのしく英語勉強】村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む【9】はここまで。

今回は「カラスと呼ばれる少年」が僕に「運命」について語る場面でした。

わかるようでわからない、とても考えさせられる魅力的な文章ですね。

次回はこの場面の続きを紹介します。

マーカーの英語表現は、覚えておくと便利な言い回しです。

ひとつずつわかる単語を増やしていくと、本を読むのが楽しくなりますね♪

お話は次回の【村上春樹英語版を読む10】に続きます。⬇︎

今日学習したパートはこちら⬇︎

訳なしで読んでみましょう。

“Sometimes fate is like a small sandstorm that keeps changing directions,” Crow says.

Sometimes fate is like a small sandstorm that keeps changing directions. You change direction but the sandstorm chases you. You turn again, but the storm adjusts. Over and over you play this out, like some ominous dance with death just before dawn. Why? Because this storm isn’t something that blew in from far away, something that has nothing to do with you. This storm is you. Something inside of you.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p5)

分からなかった部分は、上に戻ってチェックしてみて下さいね♪

お話の続き【村上春樹小説英語版を読む10】はこちら⬇︎
sunset【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【10】

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村上春樹の『海辺のカフカ』は世界中で読まれている小説です。

英語に翻訳された『Kafka on the Shore』ニューヨークタイムズ紙で年間のベストブック10冊に選ばれるなど、高い評価を受けています。

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