【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【30】

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この記事では、村上春樹小説『海辺のカフカ』とその英訳版『Kafka on the shore』の読みくらべをしながら、英語表現を学びます。

村上春樹作品を読んだことのある方も、そうでない方も、文学を楽しみながら一緒に英語を学んでいきましょう

【村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む】第30回目の今日は、前回の続き、第一章の続きから。

前回の第29回目はこちら⬇︎
bridge free【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【29】

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【たのしく英語勉強】村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む【30】

A dark, omnipresent pool of water.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p10)

予言は暗い秘密の水のようにいつもそこにある。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p21)

(発音:ア ダーク オムニプレゼント プール オブ ウォーター)

(直訳:暗く、あらゆる場所に存在する水たまり)

★ dark:暗い、闇の

★ omnipresent:あらゆる場所に存在する、(神などが)同時にいたる所にある

★ pool:プール、水たまり、よどみ

★ water:水

 

It was probably always there, hidden away somewhere.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p10)

ふだんはどこか知らない場所にこっそりと潜んでいる。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p21)

(発音:イト ワズ プロバブリー オールウェイズ ゼア ヒドゥン アウェイ サムウェア)

(直訳:それはたぶんいつもそこにあった、どこかに隠されて)

★ probably:たぶん、おそらく

★ always:いつも

★ there:そこに

★ hidden:隠された、秘密の

★ hide away:隠す

★ somewhere:どこかに

 

But when the time comes it silently rushes out, chilling every cell in your body. You drown in that cruel flood, gasping for breath.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p10)

しかしそれはある時が来ると音もなくあふれ出て、君の細胞のひとつひとつを冷ややかにひたし、君はその残酷な水の氾濫の中で溺れ、あえぐことになる。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p21)

(発音:バット ウェン ザ タイム カムス イット サイレントリー ラッシーズ アウト チリング エヴリ セル イン ユア ボディ/ ユー ドラウン イン ザット クルーオウ フラッド ガスピング フォー ブレス)

(直訳:しかしその時が来ればそれは静かにドッと出てきて、君の体の全細胞を冷やす。君はその残酷な洪水に溺れ、息が苦しくてあえぐ)

★ when the time comes:その時が来たら

★ silently:静かに、もくもくと

★ rush out:ドッと出てくる、急いで出ていく

★ chill:冷やす、ゾッとさせる

★ every:すべての、どの…もみな

★ cell:細胞、個室、独房

★ body:身体

★ drown:溺れる、浸す

★ cruel:残酷な、無慈悲な

★ flood:洪水

★ gasp:喘ぐ、息切れする

★ breath:息、呼吸

★ gasp for breath:息が苦しくてあえぐ

 

You cling to a vent near the ceiling, struggling, but the air you manage to breathe is dry and burns your throat.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p10)

君は天井近くにある通気口にかじりついて、外の新鮮な空気を必死に求める。しかしそこから吸いこむ空気はからからに乾ききって、君の喉を熱く焼く。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p21)

(発音:ユー クリン トゥ ア ヴェント ニア ザ スィーリング ストラグリング バット ジ エアー ユー マネッジ トゥ ブリース イズ ドライ アンド バーンズ ユア スロウト)

(直訳:君は天井近くの通気口にしがみついてもがく、しかし君がなんとか吸った空気は乾いていて君の喉を焼く)

★ cling to:しがみつく、すがりつく、くっつく

★ vent:穴、抜け口、通気孔

★ near:近く

★ ceiling:天井

★ struggle:もがく、あがく、戦う、努力する

★ air:空気

★ manage to:なんとか…する

★ breathe:息をする、呼吸する

★ dry:乾いた、辛口の

★ burn:燃やす、焼く

★ throat:のど

 

Water and thirst, cold and heat ━ these supposedly opposite elements combine to assault you.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p10)

水と渇き、冷たさと熱という対立するはずの要素が、力を合わせて同時に君に襲いかかる。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p21)

(発音:ウォーター アンド サースト コールド アンド ヒート ディーズ サポースドゥリー オポズィット エレメンツ コンバイン トゥ アソルト ユー)

(直訳:水と渇き、冷たさと熱、それらの正反対と考えられる要素が君を攻撃するために結合する)

★ thirst:のどの渇き、渇望

★ cold:寒さ、冷たさ

★ heat:熱さ、熱

★ these:これらの

★ supposedly:…と想像される、…と考えられている、推定では

★ opposite:反対側の、正反対の、逆の

★ element:要素、成分、構成部分、原理

★ combine:結合する、合併する、兼ね備える

★ assault:突然襲いかかる、暴行する、攻撃する

 

The world is a huge space, but the space that will take you in ━ and it doesn’t have to be very big ━ is nowhere to be found.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p10)

世界にこれほど広い空間があるのに、君を受けいれてくれるだけの空間は ━━ それはほんのささやかな空間でいいのだけれど ━━ どこにも見あたらない。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p22)

(発音:ザ ワールド イズ ア ヒュージ スペイス バット ザ スペイス ザット ウィル テイク ユー イン アンド イット ダズントゥ ハフ トゥ ビー ヴェリー  ビッグ イズ ノーウェア トゥ ビー ファウンド)

(直訳:世界は巨大な空間だ、しかし君を置いておく空間は、それほど大きくある必要はないのだが、どこにも見あたらない)

★ world:世界

★ huge:巨大な、大きい

★ space:空間、宇宙、スペース

★ take in:取り入れる、置く、泊める、引き受ける

★ have to:…しなければならない、する必要がある

★ be:…である、いる

★ very:非常に、とても

★ big:大きい

★ nowhere:どこにも…ない

★ be found:見つかる、発見される

 

以上、【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【30】はここまで。

マーカーは覚えておくと使える英語表現です。

今回でてきた it doesn’t have to be…は、様々な場面で活用できます。

・It doesn’t have to be me. (それは私じゃなくても良い。)

・It doesn’t have to be exact. (厳密でなくても結構です。)

・It doesn’t have to be very big. (そんなに大きくなくたっていいよ。)

・It doesn’t have to be a snowman. (雪だるまじゃなくてもいいよ。)

すこしずつわかる英語表現が増えると、本を読むのも楽しくなりますね ♪

お話は次回の【村上春樹英語版を読む31】に続きます。⬇︎

今日学習したパートはこちら⬇︎

訳なしで読んでみましょう。

A dark, omnipresent pool of water.

It was probably always there, hidden away somewhere. But when the time comes it silently rushes out, chilling every cell in your body. You drown in that cruel flood, gasping for breath. You cling to a vent near the ceiling, struggling, but the air you manage to breathe is dry and burns your throat. Water and thirst, cold and heat ━ these supposedly opposite elements combine to assault you.

The world is a huge space, but the space that will take you in ━ and it doesn’t have to be very big ━ is nowhere to be found.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p10)

分からなかった部分は、上に戻ってチェックしてみて下さいね♪

【村上春樹英語版を読む31】に続きます⬇︎。
bridge free【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【31】

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村上春樹の『海辺のカフカ』は世界中で読まれている小説です。

英語に翻訳された『Kafka on the Shore』ニューヨークタイムズ紙で年間のベストブック10冊に選ばれるなど、高い評価を受けています。

海辺のカフカ【英語版】

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