【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【26】

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楽しく英語を勉強する方法を探していますか?

この記事では、村上春樹小説『海辺のカフカ』とその英訳版『Kafka on the shore』の読みくらべをしながら、英語表現を学びます。

村上春樹作品を読んだことのある方も、そうでない方も、文学を楽しみながら一緒に英語を学んでいきましょう

【村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む】第26回目の今日は、前回の続き、第一章の続きから。

前回の第25回目はこちら⬇︎
bridge free【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【25】

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【たのしく英語勉強】村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む【26】

They all keep an eye on me, from a distance.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p9)

彼らは僕を敬遠し、そして警戒していた。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p19)

(発音:ゼイ オール キープ アイ オン ミー フロム ア ディスタンス)

(直訳:彼らはみんな遠くから僕に注意の目を向けていた)

★ keep an eye on…:…を監視する、目をつける、注意の目をそらさない

★ from a distance:遠くから

 

They might hate me, or even be afraid of me, but I’m just glad they didn’t bother me.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p9)

あるいは不愉快に思ったり、ときにはおびえたりしていたかもしれない。でも人にかまわれないことはむしろありがたかった。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p19)

(発音:ゼイ マイト ヘイト ミー オア イーヴン ビー アフレイド オブ ミー バット アイム ジャスト グラッド ゼイ ディドゥント バザー ミー)

(直訳:彼らは僕を憎んでいるかもしれない、あるいは僕を怖がってっさえいるかもしれない、しかし僕は彼らが僕の邪魔しなかったのをうれしく思うだけだ)

★ might:…かもしれない

★ hate:憎む、嫌がる

★ even:…さえ、ですら

★ be afraid of:恐れている、怖がる

★ just:ただ…だけ

★ glad:うれしく思う、満足する

★ bother:困らせる、迷惑をかける、邪魔する

 

Because I had tons of things to take care of, including spending a lot of my free time devouring books in the school library.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p9)

僕にはひとりでやらなくてはならないことが山ほどあったからだ。休み時間になるといつも学校の図書館に行って、むさぼるように本を読んだ。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p19)

(発音:ビコーズ アイ ハド トンズ オブ ティングス トゥ テイク ケア オブ インクルーディング スプレディング ア ロット オブ マイ フリータイム デヴァゥリング ブックス イン ザ スクール ライブラリ )

(直訳:学校の図書館で本をむさぼり読むことにたっぷりの自由時間を費やすなど、僕にはすごくたくさんのやるべきことがあったからだ)

★ because:なぜなら

★ tons of :すごくたくさんの

★ take care of:処理する、世話をする、大事にする

★ including:…を含む、…などの

★ spend:使う、費やす、過ごす

★ a lot of:たくさんの、たっぷりの

★ free time:自由な時間

★ devour:むさぼり食う、むさぼり読む、熱心に聞き入れる、夢中にさせる、食い入るように見つめる

★ book:本

★ library:図書館

 

I always paid close attention to what was said in class, though.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p9)

それでも学校の授業だけはずいぶん熱心に聴いた。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p19)

(発音:アイ オールウェイズ ペイド クロース アテンション トゥ ワット ワズ セド イン クラス ゾー)

(直訳:もっとも授業の内容にはいつも細心の注意を払ったのだが)

★ always:常に、いつでも

pay:支払う

★ close attention:細心の注意

★ what was said:話の内容、言われたこと

★ in class:授業中

★ though:…だけれども、もっとも…であるが

 

Just like the boy named Crow suggested.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p9)

それはカラスと呼ばれる少年が強く勧めてくれたことだった。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p19)

(発音:ジャスト ライク ザ ボーイ ネイムドゥ クロウ サジェステド)

(直訳:カラスという名前の少年が持ちかけたとおりに)

★ just like:…と同様に、…のとおりに

★ boy:少年

★ named:…という名前の

★ suggest:提案する、持ちかける

 

The facts and techniques or whatever they teach you in class isn’t going to be very useful in the real world, that’s for sure.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p9)

中学校の授業で教えられる知識やら技術やらが、現実生活でなにかの役にたつとはあまり思えないよ、たしかに。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p19)

(発音:ザ ファクツ アンド テクニークス オア ワットエヴァー ゼイ ティーチ ユー イン クラス イズント ゴーイング トゥ ビー ヴェリー ユースフル イン ザ リアル ワールド ザッツ フォー シュア)

(直訳:事実や技術、あるいは授業で教えるものは何でも、現実の世界でとても役に立つものにはならない、これは確かだ)

★ fact:事実、真相

★ technique:技術、手段、方法、テクニック

★ whatever:…するものは何でも、いかに…でも

★ teach:教える

★ be going to be:(未来に)…になる

★ very:非常に、とても

★ useful:役に立つ、有益な、有能な

★ real:真の、本当の、実際の

★ world:世界

★ that’s for sure:確かにそうだ、それは確かだ

 

以上、【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【26】はここまで。

マーカーは覚えておくと使える英語表現です。

今回でてきた bother は日常生活でもいろんな使い回しができます。

・What’s bothering you? (何で困ってるの?)

・I’m sorry to bother you. (面倒をかけてすみません。)

・Don’t bother me. (邪魔しないで。)

・Don’t bother to come to my home. (わざわざ家に来なくていいですよ。)

・Why even bother? (何でわざわざ気にするの?=どっちでも良い)

すこしずつわかる英語表現が増えると、本を読むのも楽しくなりますね ♪

お話は次回の【村上春樹英語版を読む27】に続きます。⬇︎

今日学習したパートはこちら⬇︎

訳なしで読んでみましょう。

They all keep an eye on me, from a distance. They might hate me, or even be afraid of me, but I’m just glad they didn’t bother me. Because I had tons of things to take care of, including spending a lot of my free time devouring books in the school library.

I always paid close attention to what was said in class, though. Just like the boy named Crow suggested.

The facts and techniques or whatever they teach you in class isn’t going to be very useful in the real world, that’s for sure.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p9)

分からなかった部分は、上に戻ってチェックしてみて下さいね♪

【村上春樹英語版を読む27】に続きます⬇︎。
bridge free【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【27】

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村上春樹の『海辺のカフカ』は世界中で読まれている小説です。

英語に翻訳された『Kafka on the Shore』ニューヨークタイムズ紙で年間のベストブック10冊に選ばれるなど、高い評価を受けています。

海辺のカフカ【英語版】

Kafka on the Shore (Vintage Magic)

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海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

1Q84【英語版】

1Q84: Books 1 and 2

 

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