【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【1】

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勉強  楽しく英語を勉強する方法を探していますか?

この記事では、村上春樹小説『海辺のカフカ』とその英訳版『Kafka on the shore』の読みくらべをしながら、英語表現を学びます。

村上春樹作品を読んだことのある方も、そうでない方も、文学を楽しみながら一緒に英語を学んでいきましょう

【村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む】第1回目の今日は、物語のいちばんはじめ、「カラスと呼ばれる少年」から。

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【たのしく英語勉強】村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む【1】

The Boy Named Crow

“So you’re all set for money, then?” the boy named Crow asks in his typical sluggish voice.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p3)

カラスと呼ばれる少年

「それで、お金のことはなんとかなったんだね?」とカラスと呼ばれる少年は言う。いくぶんのっそりとした、いつものしゃべりかただ。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p5)

(発音:ザ ボーイ ネイムドゥ クロウ / ソー ユア オール セット フォー マニー ゼン? ザ ボーイ ネイムドゥ クロウ アスクス イン ヒズ ティピカル スロギッシュ ヴォイス)

(直訳:カラスという名の少年 / それで、お金の準備は整ったんだね?カラスという名の少年がいつもののっそりとした声で尋ねる)

☞ boy: 男の子、少年

☞ named: という名前の、と名づけられた

☞ crow: カラス

☞ so: それで、そういうわけで

☞ you’re: you areの短縮形、君は、あなたは

☞ all set: 準備が整った

☞ for: 〜のために、〜にとって、〜の

☞ money: お金

☞ then: それで、それから、その時

☞ ask: 質問する、尋ねる、依頼する、頼む

☞ in 〜voice: 〜な声で

☞ his: 彼の

☞ typical: 典型的な、特有な、よくある

☞ sluggish: 動きののろい、不活発な、怠惰な、不景気な

 

The kind of voice like when you’ve just woken up and your mouth still feels heavy and dull.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p3)

深い眠りから目覚めたばかりで、口の筋肉が重くてまだうまく動かないときのような。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p5)

(発音:ザ カインド オブ ヴォイス ライク ウェン ユーヴ ジャスト ウォークン アップ アンド ユア マウス スティル フィールス ヘヴィー アンド ダル)

(直訳:目覚めたばかりで、口にまだ重く鈍い感覚がある時みたいな声だ)

☞ kind of  〜: 一種の〜、〜のような、〜といえる

☞ like : 〜のような、〜に似た

☞ when: 〜する時、いつ

☞ you’ve: you have の短縮形

☞ just: ちょうど、ただ

☞ woken: wake の過去分詞

☞ have + 過去分詞: 〜したところ

☞ wake up: 起きる、目覚めさせる

☞ and: と、そして、それから

☞ your: あなたの、人の

☞ mouth: 口

☞ still: まだ、今までどおり

☞ feel: 感じる、感覚がある

☞ heavy: 重い、深い、強度の

☞ dull: 鈍い、ぼんやりした、どんよりした

 

But he’s just pretending. He’s totally awake. As always.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p3)

でもそれはそぶりみたいなもので、じっさいには隅から隅まで目覚めている。いつもと同じように。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p5)

(発音:バット ヒズ  ジャスト プリテンディング / ヒズ  トータリー アウェイク / アズ オールウェイズ)

(直訳:でも彼はふりをしているだけ。彼はすっかり目覚めている。いつものように。)

☞ but: しかし、けれども

☞ he’s: he is の短縮形、彼は

☞ just: ただ、ちょうど

☞ pretend: ふりをする、まねをする、偽って主張する

☞ totally: まったく、すっかり

☞ awake: 起きている、起こす、気づく

☞ as always: いつものように、いつもどおり

 

I nod.

“How much?”

I review the numbers in my head.

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p3)

僕はうなずく。

「どれくらい?」

もう一度頭の中で数字を確認してから、僕は答える。

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p5)

(発音:アイ ノッド / ハウ マッチ? / アイ リヴュー ザ ナンバーズ イン マイ ヘッド )

(直訳:僕はうなずく。どれくらい?僕は頭の中でもう一度数字を調べる。)

☞ I : 私は

☞ nod: うなずく、うとうとする

☞ how much: どれくらい

☞ review: 再調査する、よく調べる、批判する

☞ number: 数、数字、番号

☞ in: 〜の中で

☞ my: 私の

☞ head: 頭

 

“Close to thirty-five hundred in cash, plus some money I can get from ATM. I know it’s not a lot, but it should be enough. For the time being.”

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p3)

「現金が40万ほど。そのほかにカードで出せる銀行預金も少し。もちろんじゅうぶんとは言えないけど、とりあえずはなんとかなるんじゃないかな」

村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p5)

(発音:クロース トゥ サーティーファイヴ ハンドレッド イン キャッシュ, プラス サム マニー アイ キャン ゲット フロム エイティーエム. アイ ノウ イッツ ノット ア ロット バット イット シュドゥ ビー イナフ. フォー ザ タイム ビーイング)

(直訳:現金で3,500近く。それとATMから出せるお金がいくらか。多くないのはわかってるけど、十分なはず。とりあえずは。)

※原作の40万(円)を英語版は3500(ドル)と訳していると考えられる。

☞ close to 〜: 〜に近い

☞thirty-five hundred: 3500

☞ in cash: 現金で

☞ plus: プラス、〜に加えて

☞ some: いくらかの、多少の

☞ can: 〜できる、ありうる

☞ get: 得る、手に入れる

☞ from: 〜から

☞ ATM: 自動現金引出預入装置、ATM

☞ know: 知っている、わかっている

☞ it’s not: it is not、それは〜でない

☞ a lot: 多い

☞ it: それは

☞ should be 〜: 〜なはず、〜であるべき

☞ enough: 十分な、必要なだけの

☞ for the time being: 当分の間、さしあたり、今のところ、とりあえず

 

以上、【たのしく英語勉強】村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む【1】はここまで。

博士マーカーの英語表現はよく使われるものなので、覚えておくと便利です。

今回出てきた “How much?” は海外旅行で使えるおなじみのフレーズですね。

ショッピングで「いくら?」とたずねる時に使える簡単な言い方です。

知っている英語がふえると、本を読むのも海外旅行も、もっと楽しくなりますね。

お話の続きは次回の【村上春樹英語版を読む2】に続きます。⬇︎

ぜひ見てくださいね♪

今日学習したパートはこちら⬇︎

訳なしで読んでみましょう。

 So you’re all set for money, then?” the boy named Crow asks in his typical sluggish voice. The kind of voice like when you’ve just woken up and your mouth still feels heavy and dull. But he’s just pretending. He’s totally awake. As always.

I nod

“How much?”

I review the numbers in my head. “Close to thirty-five hundred in cash, plus some money I can get from an ATM. I know it’s not a lot, but it should be enough. For the time being.”

Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p3)

わからない部分は上に戻って復習しましょう♪

お話の続き【村上春樹小説英語版を読む2】はこちら⬇︎
sunset【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【2】

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博士村上春樹の『海辺のカフカ』は世界中で読まれている小説です。

英語に翻訳された『Kafka on the Shore』ニューヨークタイムズ紙で年間のベストブック10冊に選ばれるなど、高い評価を受けています。

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