楽しく英語を勉強する方法を探していますか?
この記事では、村上春樹小説『海辺のカフカ』とその英訳版『Kafka on the shore』の読みくらべをしながら、英語表現を学びます。
村上春樹作品を読んだことのある方も、そうでない方も、文学を楽しみながら一緒に英語を学んでいきましょう。
★【村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む】第20回目の今日は、前回の続き、第一章の途中から。
前回の第19回目はこちら⬇︎
【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【19】
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【オーディオブック】無料で本をゲットしてみた【おすすめ勉強法】【たのしく英語勉強】村上春樹小説『海辺のカフカ』英語版を読む【20】
Choosing which clothes to take is the hardest thing.
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
服を選ぶのがいちばんむずかしい。
村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p16)
(発音:チューズィング ウィッチ クローズ トゥ テイク イズ ザ ハーデスト ティング)
(直訳:どの服を持っていくか選ぶのがいちばんむずかしい)
★ choosing:選ぶこと
★ which:どの
★ clothes:服
★ take:とる
★ hardest:困難な、厄介な、最もむずかしい
★ thing:もの、こと
I’ll need a couple sweaters and pairs of underwear.
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
下着は何枚必要だろう。セーターは何枚必要だろう。
村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p16)
(発音:アイル ニード ア カップル スウェターズ アンド ペア オブ アンダーウェア)
(直訳:セーターが2、3枚と下着が数枚必要になる)
★ need:必要
★ a couple:2、3つの
★ sweater:セーター
★ pair of:ひと組の
★ underwear:下着
But what about shirts and trousers? Gloves, mufflers, shorts, a coat?
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
シャツは、ズボンは、手袋は、マフラーは、ショートパンツは、コートは?
村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p16)
(発音:バット ワット アバウト シューツ アンド トラウザーズ / グラヴス マフラーズ ショーツ ア コート)
(直訳:でもシャツやズボンはどうする?手袋、マフラー、半ズボン、コートは?)
★ what about:〜はどうなるのか?
★ shirt:シャツ
★ trousers:スボン
★ gloves:手袋
★ mufflers:マフラー
★ shorts:半ズボン、ショーツ
★ coat:コート
There’s no end to it.
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
考えはじめるときりがない。
村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p16)
(発音:デアズ ノー エンド トゥ イット)
(直訳:それにはきりがない)
★ there’s no 〜:〜ない
★ there’s no end to:〜にはきりがない、終わりがない
One thing I do know, though.
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
でもひとつはっきりとしていることがある。
村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p16)
(発音:ワン ティング アイ ドゥ ノウ ゾウ)
(直訳:でもひとつわかることがある)
★ one thing:ひとつのこと
★ do know:知っている、わかる (know の強調)
★ though:だけれども、もっとも〜であるが
I don’t want to wander around some strange place with a huge backpack that screams out, Hey, everybody, check out the runaway!
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
大きな荷物をかついで、いかにも家出少年ですというかっこうをして、知らない土地をうろうろと歩きまわりたくはない。
村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p16)
(発音:アイ ドントゥ ウォント トゥ ワンダー アラウンド サム ストレンジ プレイス ウィズ ア ヒュージ バックパック ザット スクリームス アウト ヘイ エヴリバディ チェック アウト ザ ラナウェイ)
(直訳:やあ!みんな、家出少年をチェックして!と叫んでいる巨大なリュックサックを持って、とある慣れない場所をウロウロ歩き回りたくはない)
★ want to :したい
★ wander around:ほっつき回る、歩き回る、うろうろする
★ some:ある、どこかの
★ strange:慣れない、変な、奇妙な
★ place:場所
★ with:〜と共に、〜を持って
★ huge:巨大な、大きい
★ backpack:リュックサック
★ scream out:大声で言う、叫ぶ
★ hey:やあ、おい
★ everybody:みんな
★ check out:確認する、よく調べる
★ runaway:逃亡者、家出少年
Do that and someone is sure to sit up and take notice.
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
そんなことをしたらすぐに誰かの注意をひいてしまう。
村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p16)
(発音:ドゥ ザット アンド サムワン イズ シュア トゥ シット アップ アンド テイク ノーティス)
(直訳:それをすれば誰かが関心を示して目にとめるに違いない)
★ do:する
★ that:それ
★ someone:誰か
★ sure to:〜に違いない
★ sit up:はっとする、強い関心を示す、起き上がる、姿勢良く座る
★ take notice:目にとめる、気づく
Next thing you know the police will haul me and I’ll be sent straight home.
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
警察に保護され、あっというまに家に送りかえされる。
村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p16)
(発音:ネクスト ティング ユー ノウ ザ ポリス ウィル ハウル ミー アンド アイル ビー セント ストレイト ホーム)
(直訳:気づいた時には警察が僕を引っぱり、まっすぐ家に送られるだろう)
★ next thing you know:気がつくと、気づいた時には
★ police:警察
★ haul:引っぱる、運ぶ
★ sent:send の過去分詞、送る
★ straight:まっすぐ、一直線に
If I don’t wind up in some gang first.
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
あるいは土地のろくでもない連中とかかわりあうことになる。
村上春樹 『海辺のカフカ』親潮社 (p16)
(発音:イフ アイ ドントゥ ワインド アップ イン サム ギャング ファースト)
(直訳:もし最初にギャングに行きつかないなら)
★ if:もし
★ wind up in:最終的に〜に行き着く
★ gang:一団、ひと組、ギャング、非行少年グループ
★ first:最初に
以上、【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【20】はここまで。
★ マーカーは覚えておくと役立つ英語表現です。
今回でてきた What about…?は日常会話でもよくでてきます。
What about this problem? (この問題についてはどうする?)
What about tea instead?(代わりに紅茶はどう?)
すこしずつわかる英語表現が増えると、本を読むのも楽しくなりますね ♪
お話は次回の【村上春樹英語版を読む21】に続きます。⬇︎
今日学習したパートはこちら⬇︎
訳なしで読んでみましょう。
Choosing which clothes to take is the hardest thing. I’ll need a couple sweaters and pairs of underwear. But what about shirts and trousers? Gloves, mufflers, shorts, a coat? There’s no end to it. One thing I do know, though. I don’t want to wander around some strange place with a huge backpack that screams out, Hey, everybody, check out the runaway! Do that and someone is sure to sit up and take notice. Next thing you know the police will haul me in and I’ll be sent straight home. If I don’t wind up in some gang first.
Haruki Murakami 『Kafka on the Shore』Knopf Doubleday Publishing Group(p8)
★ 分からなかった部分は、上に戻ってチェックしてみて下さいね♪
お話の続き【村上春樹小説英語版を読む21】はこちら⬇︎
【たのしく英語勉強】村上春樹 小説『海辺のカフカ』英語版を読む【21】
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村上春樹の『海辺のカフカ』は世界中で読まれている小説です。
英語に翻訳された『Kafka on the Shore』はニューヨークタイムズ紙で年間のベストブック10冊に選ばれるなど、高い評価を受けています。